自然写真家であった父を幼い頃に亡くした十萌。父の弟子であった一椰に淡い恋心を抱きつつ成長する彼女の日常を追いかけるストーリーです。十萌の小学校高学年くらいから話が始まり、現在は高校生になっているのですが、どの年代においてもその年ごろにしてはちょっと幼過ぎるような印象を受けます。それに違和感を受ける向きもあるかもしれませんが、かえって懐かしいような、甘酸っぱいような感情を引き起こさせてくれる一面も。
いまどきの中学、高校生といえば、セックス経験なんて当たり前。援交だってためらわずにできちゃう、というようなマスコミ報道に接しているせいか、十萌たちの学生生活は本当にピュアに感じます。ちょっと気になる男の子がいて、でも素直になれなくて…なんて、そういや昔そんなことあったな〜なんて思い出させてくれるエピソードが盛りだくさんなのです。
学園漫画でしばしの現実逃避? 大人の女性にはそんな時間も必要です。忙しい毎日でいつのまにかすり減ってしまったピュアな感性、素直に感動できる柔軟な心をこの漫画でぜひ取り戻して下さい。