北信州の湯田中渋温泉郷にある湯田中温泉「よろづや」と言えば、桃山風呂と大野天風呂で知られた信州でも指折りの老舗旅館です。
この宿の湯は、テレビや雑誌などのメディアで度々紹介されているのでご存じの方も多いと思います。ここでは実際に宿泊した時の体験に基づき、一度は泊まってみたいお薦めの信州の温泉宿「よろづや」の魅力を紹介します。
 |
| 「よろづや」の左手は松籟荘と右手は本館・中央はロビーのある風景。手前のよろづやアネックスは向かいにあります。 |
よろづやの歴史は、江戸時代の寛政十二年(800年)に遡り、平成13年に創業200年を迎えたという由緒ある宿です。
現在の建物は、昭和14年(1939年)建築で、築50年を経た木造数寄屋造の
国の登録有形文化財「
松籟荘(しょうらいそう)」と、近代的なコンクリート建ての
本館及び
アネックスの三棟から構成されています。
リッチな気分が味わえる贅を尽くした数寄屋造りの「松籟荘」や、
リーズナブルな料金で、さまざまなサービスをご自由に選択できる「アネックス」もあり、宿泊の仕方は様々に選択出来ます。
どの部屋に泊まっても、温泉施設の利用の方法が同じなのも魅力の一つですから、ここでは
本館の別室のお部屋に泊まった体験をまじえて紹介しましょう。
 |
よろづやのロビー 左手にフロント・右奥二階はラウンジ |
本館の入り口にあるフロントは、広い空間のある高い吹き抜けになっていて、この宿のキャッチフレーズ「信濃路のほっとする宿」のゆとりを最初から感じさせてくれます。
右手中二階は、喫茶室のロビーラウンジになっていて、奥には大きくて立派な「唐獅子南屏風」が掛かっています。ここ絵は狩野永徳(1543〜1590)が描いた歴史の教科書などでもお馴染みのものですが、これは狩野派の絵師が模写で、戦後宿の先代が毛利家から譲り受けたものだそうです。
さすがに老舗の宿だけあってお宝も多く、その一部は館内の博物館に展示しています。
テレビの人気番組「なんでも鑑定団」で鑑定され放送された
池大雅作「夏木垂陰の図」もありますので、宿泊された折に寄って見られたら如何でしょうか。
・制作:04/10/27・更新:04/11/10