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| アンカフェ(表参道) |
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夏の夜は長い。それ故に他の季節とは違った楽しみ方がある。
 | | 夕暮れ時に光出すアンカフェのネオン | 青山は国連大学裏に位置するアン・カフェ。開放感溢れる空間とスタルクの椅子などモダンな雰囲気を併せ持つレストランとして、私も個人的に大好きなところのひとつ。
この季節アンカフェでは席に着く19時だとまだほんのりと明るい。白を基調とした室内の雰囲気も捨て難いが、この季節はオープンテラスまずは冷えたラガービール、そして自慢のサングリア、ちょっとお洒落にシャンパーニュをグラスで楽しみたい。
サングリアはオレンジやレモン、赤ワインのバランスが非常によく、飲み飽きることがないアンカフェのスペシャリテのひとつ。シャンパーニュはその値段に誰もが驚くだろう。私が知っている限り都内で一番安い。もちろんワインリストも見ていて気持ちが騒ぐ。シャンパーニュはもとよりヴォーヌ・ロマネの1級畑でも1万円以下なのだから。おいしいワインを手ごろな値段で、しっかり楽しんでいただきたいというオーナーの内村氏のこだわりが伝わってくる。
喉を潤してほっとした頃にはだんだん夜の帳が辺りを包み、気持ちのよい夏の夕暮れが始まる。
 | | 開放感に満ちたエントランスとテラス | そもそもこのロケーションが贅沢だ。青山通りから約100mは入ろうか。さらにそこからエレベータで2フロア分降りる。正面には青山ブックセンターがある。テラスは三角形に見えるように構成され、レストランはその奥に位置している。テラス部分を入れると100名程度の立食パーティーは可能だ。この季節、テラス席からは三角形に広がる夕暮れの空や店内のオープンキッチンが視界に入る。室内から冷たい空気が流れ出し、テラス席の吸気溝へ流れることで、暑い夜であっても不快感を感じることは少ない。
そのような雰囲気の中で、こだわりを感じる料理はきびきびと動くオープンキッチンから届けられる。岩手産豚のハムは塩だけで丁寧に仕込まれ、添加物などを一切入れずにフレッシュな状態で用意される。上品な味わいとでも言おうか、ビールの爽快な喉ごしの跡に静かな安らぎを感じさせてくれる、そんな前菜である。ビヤガーデンの塩のきついハムソーセージとはまったく違うものだ。
 | | ボリュームたっぷりながら飽きの来ない味わい | ラタトゥイユは半熟卵がたっぷり添えられ、これもハムと同じく、味わいは優しい。その反面、ボリュームはたっぷりながら食べ飽きることがない。
渡り蟹のトマトクリームパスタは一転濃厚な味わいで、赤ワインが欲しくなる。メインディッシュとも取れるボリュームと食感はパリのブラッスリーで味わう、イタリアとは違うテイストを感じることができる。料理長の雨木康織氏のスタンスは優しさと力強さに溢れたスタイルが持ち味か。
 | | まさに夏の男!?いつも元気な曽我さん | スタッフは皆ラテン系で楽しい。特にサービスにあたる曽我一成氏はまさにこの季節、そしてこのアンカフェの雰囲気にぴったり。決してイケメンではないが(失礼!)食欲を駆り立ててくれるようなメニューの説明には男の私も気持ちが騒ぐ。きびきびとサービスにあたる彼の明るいキャラクターにゲストの多くは好感を抱くに違いない。ちなみに年齢は不詳である。
さて、真夏でも9時過ぎると気持ちのよい風が流れ出す。〆はシャンパーニュ・アンリオ。シャルドネ比率の高いシャンパーニュだけあって爽快感は抜群だ。ビール、サングリア、そしてシャンパーニュときた。オープンエアの席でしばし満足感に浸ることができた。
蛇足ではあるが休日のちょっと遅めのランチタイムも魅力十分。2000円以下でミートやフィッシュランチ、パスタやサンドイッチなどが揃う。もちろんアルコールが入ればさらに気持ちのいいブランチになること間違いないだろう。
■UnCafe(アンカフェ)
渋谷区神宮前5-53-67コスモス青山ガーデンフロア
TEL 03-5469-0275
11:30〜23:00 CLOSE
・Lunch 11:30〜15:00
・Tea 15:00〜17:30
・Dinner 17:30〜22:00 L/O
*年中無休・日祭日もLunch Menu実施
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